世界大百科事典(旧版)内の《小悪魔》の言及
【ソログープ】より
…デカダン派のなかでは最年長で,貧困のなかで育ち,30歳を過ぎてから文壇に登場した。本格的な作家活動に入ったのは,長編小説《小悪魔》(1905)が大成功を収めてからである。彼の作品には,現実嫌悪,死への憧れ,悪魔主義,サディズムが見られるが,デカダン派の他の作家よりもはるかに感覚的で,そのために同時代の人々から〈生まれつきのデカダン詩人〉と呼ばれた。…
※「《小悪魔》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」