《平民の福音》(読み)へいみんのふくいん

世界大百科事典(旧版)内の《平民の福音》の言及

【山室軍平】より

…いったん伝道師となったが,23歳で救世軍に入り,その下足番から発足して,全生涯を救世軍の発展に献身し,東洋最初の救世軍司令官に任ぜられ,世界にも数少ない中将に昇進した。彼の説教は熱弁かつ重厚,つねに人の肺腑をつく迫力をもって知られ,平明にして庶民の実生活に即したその著《平民の福音》は実に490版を重ねた。神と人道のために,身を低くして奉仕に徹して生きた彼の軌跡は,同志社の同僚留岡幸助と並んで,社会事業開拓活動のひろい分野に及び,廃娼運動,児童保護,職業紹介,結核療養など,終始一貫,貧しき者の友として働いた。…

※「《平民の福音》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android