世界大百科事典(旧版)内の《後葉和歌集》の言及
【詞花和歌集】より
…歌数400首余りで八代集中最少。保守・革新両派の調和的傾向を示すが,《無名抄》に〈軽々なる歌〉が多いと非難された一面もあり,《後葉和歌集》は,これを難じて成立した私撰集である。前代歌人の曾禰好忠や和泉式部の歌が多いのも特色。…
【藤原為経】より
…大原の縁忍から止観を習う。1134‐35年ころの父為忠家両度百首に加わり,56‐57年ころ私撰集《後葉和歌集》を編む。70年の住吉社歌合などに出席することもあったが,多くは隠遁(いんとん)生活を送った。…
※「《後葉和歌集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」