世界大百科事典(旧版)内の《恋人の告解》の言及
【ガワー】より
…同時代の大詩人チョーサーは,友人の彼を,〈道徳的なガワー君〉と呼んだ。最初フランス語(アングロ・ノルマン語)で《人間のかがみ》を,次にラテン語で《呼ばわる者の声》を,最後に英語で《恋人の告解》を書いた。はじめの2作品は痛烈な教会・社会批判であるが,彼の思想・心情は本質的に保守的であり,この点,同時代のラディカルな社会批判を展開した詩人ラングランドとは,一見共通しながらも,異質の詩人であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」