《悪魔の辞典》(読み)あくまのじてん

世界大百科事典(旧版)内の《悪魔の辞典》の言及

【ビアス】より

…その冷笑家ぶりは《冷笑家用語集》(1906。のち増補して《悪魔の辞典The Devil’s Dictionary》,1911)に発揮されて今日も読まれているが,一時はサンフランシスコやロンドンで華々しいジャーナリストとしての活躍ぶりを見せ,生前にみずから編集した12巻の全集(1909‐12)まで出版している作家であることを考えると,今日,上記の2冊のほかはあまり読まれないのは寂しい。芥川竜之介が早くからビアスに共鳴して日本に紹介したのは,みずからの資質に似たものをビアスに見たからであろう。…

※「《悪魔の辞典》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」