《戦友》(読み)せんゆう

世界大百科事典(旧版)内の《戦友》の言及

【軍歌】より

…戦意高揚,愛国精神鼓舞のため軍事を歌った歌。ときには戦友の死への悲しみを歌った悲痛な歌も軍歌といわれる。日本最初の軍歌は明治維新期における東征軍の進軍歌《トンヤレ節》(品川弥二郎の作と伝えられる)であり,はやしことばを入れた俗謡調であった。…

【在郷軍人会】より

…日露戦争を契機として,陸軍省の指導下にこれらの団体を全国的に統合して,1910年11月に任意団体の帝国在郷軍人会が創設された。初代総裁に陸軍大将伏見宮貞愛親王,会長に寺内正毅陸軍大臣をあて,本部理事を陸軍の高級将校が構成し,各地の連隊区司令部に支部を,町村に分会を設置したもので,機関誌《戦友》を発行し,創立当時約100万人,14年からは海軍軍人も加え,30年代には約300万人の在郷軍人を擁した。在郷軍人会の発達は田中義一の指導によるところが大きい。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」