《扇面古写経》(読み)せんめんこしゃきょう

世界大百科事典(旧版)内の《扇面古写経》の言及

【扇面法華経冊子】より

…下絵が施された扇紙に経文を書き写し,和装の十羅刹女像を描いた表紙を加えて粘葉(でつちよう)綴じの冊子に仕立てたもの。他に例をみない形式で,《扇面古写経》とも呼ばれる。もとは法華経8巻と開結経2巻の合わせて10帖だったが,現在は四天王寺に5帖,東京国立博物館に1帖のほか,断簡が各地に伝わる。…

※「《扇面古写経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」