《文芸俱楽部》(読み)ぶんげいくらぶ

世界大百科事典(旧版)内の《文芸俱楽部》の言及

【イラストレーション】より

… 1885年に硯友社がおこり,続いて活版印刷による雑誌類が広まるにつれ,挿絵画家としては井上探景(安治),歌川国松らの浮世絵師のほかに,菊池容斎の《前賢故実》の影響をうけた渡辺省亭,三島蕉窓,武内桂舟,尾形月耕らが出た。《文芸俱楽部》《新小説》《都の花》などの挿絵,口絵で活躍し,尾崎紅葉の《金色夜叉》を手がけた武内桂舟(1861‐1943),小杉天外の《魔風恋風》を描いた梶田半古(1870‐1917)が特に人気を集めた。95年から96年にかけて創刊された博文館の《文芸俱楽部》,春陽堂の《新小説》は文壇への登竜門の役割を果たしたが,幕末合巻ものの極彩色錦絵がこれらの巻頭口絵に復活し,両誌は画家にとってもひのき舞台となった。…

※「《文芸俱楽部》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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