《日本文化史》(辻善之助)(読み)にほんぶんかし

世界大百科事典(旧版)内の《日本文化史》(辻善之助)の言及

【辻善之助】より

…古代から明治に及ぶ辻の多彩な日本仏教史研究は,堅固な実証主義的方法で貫かれ,政治はもとより社会・文化史的観点を重視することで,それまでの教団史的水準を克服した画期的業績であった。研究の集大成をなす《日本仏教史》全10巻(1944‐55)のほか,《日本仏教史の研究》正・続(1919,31),《日本文化史》全7巻(1948‐50)など多数の著書がある。また,その間,1902年の史料編纂掛入り以来,長く史料編纂事業に従事し,初代史料編纂所長を務めた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」