《明恵上人像》(読み)みょうえしょうにんぞう

世界大百科事典(旧版)内の《明恵上人像》の言及

【鎌倉時代美術】より

…1300年(正安2)にくだるが湯木家の《春日宮曼荼羅図》(観舜作)に見る春日社の景は抒情的でさえあり,根津美術館の《那智滝図》はこの傾向の頂点にある作品といえよう。肖像画の世界でも高山寺《明恵(みようえ)上人像》は樹上坐禅像といわれるように山中の樹木の描写が大きく,それがむしろ人間明恵への親近感をいだかせる。明恵自身の描写も似絵風で,決して理想化された形式的なものではない。…

※「《明恵上人像》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android