《景気循環論》(ヒックス)(読み)けいきじゅんかんろん

世界大百科事典(旧版)内の《景気循環論》(ヒックス)の言及

【ヒックス】より

…論文《ケインズ氏と一般理論》(1937)でいわゆるIS‐LM曲線を提唱したが,これはケインズ理論の核心を表現しえたものとして学界に受け入れられ,今日のマクロ経済分析の基本的道具の一つとなっている。IS‐LMの静学的立場は《景気循環論》(1950)において,加速度原理と乗数過程(乗数理論)の相互作用による動学的展開に発展した。《資本と成長》(1965)では固定価格モデルと伸縮的価格モデルの区別を提唱し,その後の不均衡マクロ分析の展開に影響を与えた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」