《書断》(読み)しょだん

世界大百科事典(旧版)内の《書断》の言及

【書品】より

…上の上に張芝,鍾繇(しようよう),王羲之の3人を取り上げ,〈天然〉と〈工夫〉の両面から比較論評している。その後,唐の李嗣真が《書後品》を著し,張懐瓘の《書断》も古今の書人を神品,妙品,能品に分けて品等している。【杉村 邦彦】。…

【八体】より

…一つは〈説文解字序〉に見える〈秦書八体〉で,大篆(だいてん),小篆,刻符,虫書,摹印(ぼいん),署書,殳書(しゆしよ),隷書(れいしよ)をいう(秦書)。一つは唐の張懐瓘(ちようかいかん)の《書断》に見える〈八体〉の語。たとえば,欧陽詢(おうようじゆん)を評して〈八体ことごとく能(よ)くす〉などの例がある。…

※「《書断》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」