《書記官》(読み)しょきかん

世界大百科事典(旧版)内の《書記官》の言及

【観念小説】より

…傾向小説の一つと見てよい。具体的には,泉鏡花の《夜行巡査》《外科室》(ともに1895)や川上眉山の《書記官》《うらおもて》(ともに1895)などで,いずれもそのころの明治資本主義社会の内面にひそむ矛盾や問題点を指摘し,読者に訴えようとしている。深刻小説【岡 保生】。…

※「《書記官》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」