《歴史の暮方》(読み)れきしのくれがた

世界大百科事典(旧版)内の《歴史の暮方》の言及

【林達夫】より

…しかし30年代末には,戦争が哲学者や文学者をも巻き込んでいく時代が来る。そして,《開店休業の必要》(1940),《歴史の暮方》(1940)がその時代に対する反応を代表する。〈こんなに頼りにならぬ人間ばかりだとは思っていなかった〉(《著作集》V),〈絶壁の上の死の舞踊(ダンス・マカーブル)に参加するひまがあったら,私ならばエピクロスの小さな園をせっせと耕すことにつとめるであろう〉(同上)と嘆息した。…

※「《歴史の暮方》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」