《民主主義の本質》(読み)みんしゅしゅぎのほんしつ

世界大百科事典(旧版)内の《民主主義の本質》の言及

【民主主義】より

… 戦間期西欧における西欧民主主義理論のもう一つの型は,民主主義をむしろ非政治的側面も含む共同体としての社会全体の精神原理とするものである。たとえばイギリスのA.D.リンゼーは《民主主義の本質》(1929)において,〈民主主義は必ずしも同意による政治ではなく,また代議制はたんに民衆総会の範囲を拡大する手段ではなく〉,もっと積極的に〈討論と集いの意識〉を通じて人々が〈共同思考〉し,〈共同活動の原則〉を見いだすことであるとした。これは,決定そのものよりそこにいたる方法を重視するという意味では第1の型の理論と共通している。…

※「《民主主義の本質》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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