《民主政治と独裁政治》(読み)みんしゅせいじとどくさいせいじ

世界大百科事典(旧版)内の《民主政治と独裁政治》の言及

【民主主義】より

…その1は,民主主義を狭義の政治社会の組織原理として論ずるもので,たとえばワイマール共和国時代のH.ケルゼンにみられるものである。ケルゼンは《民主政治と独裁政治》(1929)の中で,民主主義とは社会における法として支配する意思の形成手続に社会成員の最大限が参加することであり,また,この意思に拘束される指導者が,そのメンバーの中から自由な競争によって選出されることであるとした。彼はボリシェビズムを民主主義とは認めなかった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」