《法華玄義》(読み)ほっけげんぎ

世界大百科事典(旧版)内の《法華玄義》の言及

【法華経】より

…最後の6章は最も新しいが,その中で,観音の信仰を説く〈観世音菩薩普門品〉は《観音経》として独立して尊重される。中国では,天台智顗(ちぎ)が《法華玄義》《法華文句(もんぐ)》の二大注釈書を著し,本経を諸経の中で最高の真理を説いたものとして尊重した。経の前半を〈迹門(しやくもん)〉,後半を〈本門〉と呼ぶことも智顗によって普及した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」