《海神丸》(読み)かいじんまる

世界大百科事典(旧版)内の《海神丸》の言及

【野上弥生子】より

…処女創作集《新しき命》(1916)出版のころは母性賛歌の独自の作風を見せ,一方で20年にはJ.シュピーリ原作の《ハイヂ》を翻訳した。22年《海神丸》,26年《大石良雄》を発表,西欧古典の教養に培われた知的構成力と,精緻なリアリズムに基づく理想主義的作風を示した。昭和期に入って《真知子》《若い息子》《哀しき少年》など社会的傾向が色濃くなり,36年から書き始められていた《迷路》が56年完結し,市民文学の代表作として高く評価された。…

※「《海神丸》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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