《湖上の美人》(読み)こじょうのびじん

世界大百科事典(旧版)内の《湖上の美人》の言及

【カトリン[湖]】より

…標高111mに位置し,長さ約15km,幅約3kmで最深部の水深は151mに達する。ティース川のU字谷に湛水した氷食湖で,周囲にはベン・ベニュー山(730m)などの丘陵と森林が広がり,湖中のエレン島をはじめとする風景美はW.スコットの《湖上の美人》の舞台となった。湖水は1859年からグラスゴーの水道源となっている。…

【スコット】より

…エジンバラ大学卒業後弁護士となり,かたわら古民謡の採集に熱中,《スコットランド国境地方古謡集》3巻(1802‐03)を出版し,古歌謡の形を模した《最後の吟遊詩人の歌》(1805)で詩人としての名声を確立した。《マーミオン》(1808),《湖上の美人》(1810)などスコットランドの過去に取材したロマンティックな物語詩で文名はますます上がった。しかし,新進詩人バイロンの名声が高まるにつれ,詩才の限度をさとって小説に転じ,《ウェーバリー》(1814)をはじめとする歴史小説で,実際の歴史的事件を背景に,ロマンティックな冒険と民衆の多彩な生活を巧みに融合し,全ヨーロッパにわたって名声を博した。…

※「《湖上の美人》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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