世界大百科事典(旧版)内の《点と線》の言及
【推理小説】より
…戦前は推理小説の女性愛読者は少なく,女性作家は皆無に近かったが,57年仁木悦子が応募した《猫は知っていた》が第3回江戸川乱歩賞を得てから,続々と女性による傑作が発表され,この点でもイギリス,アメリカの水準に達したといってよい。女性読者の数も松本清張の《点と線》(1958)の驚異的ブーム以後,飛躍的に増大しつつある。この二つの現象は今後も変わることなく続くと考えられる。…
※「《点と線》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」