《無尾牛歌》(読み)むびぎゅうか

世界大百科事典(旧版)内の《無尾牛歌》の言及

【源順】より

…43歳まで学生(がくしよう)であったが文章生となり,勘解由判官,東宮蔵人,民部丞,和泉守,能登守などを歴任した。官位の沈滞を嘆く和歌や長歌,また不遇のわが身を寓喩した漢文体の《無尾牛歌》《夜行舎人鳥養有三歌》(ともに《本朝文粋》)などが知られる。醍醐天皇第4皇女勤子内親王の命によって日本最初の百科辞典の趣の《和名類聚抄(わみようるいじゆうしよう)》(934年ごろ成立)を撰進したが,広汎な事項を分類して解説した漢文体の辞書で,万葉仮名による和名の訓みをも伴うという画期的業績でありながら,順はまだ24,5歳の学生であった。…

※「《無尾牛歌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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