《無言抄》(読み)むごんしょう

世界大百科事典(旧版)内の《無言抄》の言及

【式目】より

…13世紀中ごろ以降,京都,鎌倉に二,三の式目が出現したが,1372年(文中1∥応安5)に二条良基が《応安新式》を定め,これが全国的規模で行われた。その後,一条兼良(かねら),宗砌(そうぜい),肖柏らによって増補改訂され,長く連歌の法典となったが,紹巴(じようは)の時代に全面的な検討が加えられ,1597年(慶長2)木食応其(もくじきおうご)の《無言抄》が成立,ひろく用いられた。 俳諧の式目は貞門の時代に,連歌のそれを緩和して制定された。…

【辞書】より

…長慶院の《仙源(せんげん)抄》はイロハ引き国語辞書として最古のものであり,そのほかに竺源恵梵の《類字源語抄》(1431(永享3)成立)などもある。また連歌のための辞書として,応其の《無言抄》(1580(天正8)成立),著者未詳の《匠材集》(1597(慶長2)成立)などが現れた。 このほか,室町時代以降,ヨーロッパから来日したキリスト教宣教師たちによって出版されたものがある。…

※「《無言抄》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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