《画法綱領》(読み)がほうこうりょう

世界大百科事典(旧版)内の《画法綱領》の言及

【画論】より

…桑山玉洲の《玉洲画趣》(1790),《絵事鄙言(ひげん)》(1799)は日本南画を正当づけるため,中国南宗画・文人画の理論を独創的に解釈したものとして注目される。佐竹曙山の《画法綱領》(1778),司馬江漢の《西洋画談》(1799)は,西洋絵画の写実手法を実用性という観点から評価している。円満院門主祐常(1723‐73)の覚書《万誌》や円山応挙の門人奥文鳴の《仙斎円山先生伝》(1801)に記された応挙の言説は,彼の写生主義理論を知る上で重要である。…

【佐竹義敦】より

…はじめ狩野派の絵をよくしたが,1773年(安永2)平賀源内が秋田藩を訪れて西洋画の知識を伝えたときから,家臣の小田野直武とともに洋風画に転向し,東洋画の主題に西洋画法を導入した作品を描いた。78年には日本最初の西洋画論《画法綱領》《画図理解》を著した。【成瀬 不二雄】。…

※「《画法綱領》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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