《白馬の騎者》(読み)はくばのきしゃ

世界大百科事典(旧版)内の《白馬の騎者》の言及

【シュトルム】より

…《水に沈む》(1876)等の年代記物は地方貴族の非人間性に起因する庶民の悲劇を多く描き,《後見人カルステン》(1878)等の家庭物は父子関係等家族間の愛憎が悲劇を生む必然的経過を追っている。最晩年の傑作《白馬の騎者》(1888)は,超人的な意志の力で周囲の抵抗を排し堤防建設を推進する孤独な男の悲劇的な姿を描く。詩では,北ドイツの冷厳な自然と海を歌ったものに秀作が多い。…

※「《白馬の騎者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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