《皇都午睡》(読み)こうとごすい

世界大百科事典(旧版)内の《皇都午睡》の言及

【仕出屋】より

…山谷(さんや)の八百善は江戸第一と称された店だが,一時は仕出専業であった。そのころのようすを《皇都午睡(こうとごすい)》(1850)は〈当時は精進料理の仕出しのみをして,町家にて三十人五十人の法事仏事あれば,誂へ(あつらえ)に任せ朱黒青漆とか膳碗家具残らず取揃へ,引菓子に至る揃へ……〉と伝えるが,そのように膳椀はじめ道具一式を運び込んで宴席を調えることも多かった。関西,とくに京都の仕出屋には特色がある。…

※「《皇都午睡》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」