《眼のある風景》(読み)めのあるふうけい

世界大百科事典(旧版)内の《眼のある風景》の言及

【靉光】より

…前衛絵画のグループとも交渉をもち,39年にはシュルレアリスムをその特色とした〈美術文化協会〉に参加。フランドルの画家ボスを連想させる幻想的な画面は,1930年代の時代の状況を画家の内省的な世界のなかで定着させ,とりわけ《眼のある風景》(1938)は,日本のシュルレアリスム絵画の代表的な作品として評価されている。また,《静物》《雉と果物》のように,徹底して対象にせまることによって物事の本質をとらえた作品もある。…

※「《眼のある風景》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」