世界大百科事典(旧版)内の《神様はつらい》の言及
【ストルガツキー兄弟】より
…1957年から兄弟合作の形でSF小説を発表し始めた。彼らの創作活動は〈現代を把握するためのモデルづくり〉であり,《神様はつらい》(1964)や《有人島》(1972)などの長編では未知の星の社会と接触を持つ人間の姿が描かれている。彼らのこういった鋭い社会的姿勢は,しばしばソビエト体制と衝突し,《そろそろ登れ蝸牛(かたつむり)》《トロイカ物語》(以上1968),《醜い白鳥》(1972)などは発禁になっていたが,87年以降,解禁が進められている。…
※「《神様はつらい》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」