世界大百科事典(旧版)内の《神経病時代》の言及
【広津和郎】より
…正宗白鳥やチェーホフ,アルツィバーシェフなどの影響を受け,創作や翻訳を始め,1912年舟木重雄,葛西善蔵らと同人雑誌《奇蹟》を創刊。17年,同時代の青年像を〈性格破産者〉として描いた《神経病時代》で新進作家として認められる。また,《怒れるトルストイ》《志賀直哉論》などを収めた評論集《作者の感想》(1920)を刊行,評論家としての評価も高まる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」