《私的企業と社会的費用――現代資本主義における公害の問題》(読み)してききぎょうとしゃかいてきひよう

世界大百科事典(旧版)内の《私的企業と社会的費用――現代資本主義における公害の問題》の言及

【カップ】より

…ニューヨーク市立大学教授を65年までつとめた後,スイスのバーゼル大学教授(1967‐71)。第2次大戦前後にみられた著しい生産力の拡大と技術革新の裏に人体の損傷,森林荒廃や農地の浸食が進むことを憂え,《私的企業と社会的費用――現代資本主義における公害の問題》(1950)を著し,私企業の利益追求によって増大する社会的費用に注目し,新政治経済学の樹立を提唱した。高度成長経済の過程で拡大した日本の環境破壊にも関心を寄せ,70年東京で開かれた国際公害シンポジウムでその深刻さを指摘した。…

※「《私的企業と社会的費用――現代資本主義における公害の問題》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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