世界大百科事典(旧版)内の《空を背にして立つ男》の言及
【ロビンソン】より
…彼の詩風はそうした空疎な人物の描写にすぐれ,T.S.エリオットの〈うつろな人間〉を予想させるところがある。その傾向は《リチャード・コーリー》《フラッド氏のパーティ》などの作品にもみられるが,詩集《空を背にして立つ男》(1916)で頂点に達した。《ロビンソン詩集》(1921),《二度死んだ男》(1924),《トリストラム》(1927)でピュリッツァー詩賞を受け,後年はアーサー王物語を扱った三部作に没頭した。…
※「《空を背にして立つ男》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」