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《糸桜本町育》 いとざくらほんちょうそだち

世界大百科事典内の《糸桜本町育》の言及

【小糸佐七物】より

…この唄を核として宮古路豊後の浄瑠璃正本《二世の組帯》が享保末か元文ころ(1730‐40)に成立し,姉娘をおふさ,妹娘を小糸,おふさの婿で小糸と深い仲となる相手を左七としている。この情話を最初に歌舞伎化したのが《皐需曾我橘(さつきまつそがのたちばな)》(壕越二三治作,1754年1月江戸市村座)で,曾我の世界にからめて脚色,ついで人形浄瑠璃に《糸桜本町育》(紀上太郎作,1777年3月江戸外記座)と《江戸自慢恋商人》(友三郎・鬼眼作,1777年3月江戸肥前座)が上演され,歌舞伎では前者を脚色した《本町育浮名花聟》が中村座で1777年5月に演じられた。書替物としては,《心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)》(4世鶴屋南北作,1810),《江戸育御祭佐七》(3世河竹新七作,1898)などがある。…

【心謎解色糸】より

…配役はお祭左七を2世尾上松助(のちの3世菊五郎),半時九郎兵衛を5世松本幸四郎,本庄綱五郎を3世坂東三津五郎,糸屋妹娘お房・九郎兵衛女房お時実は糸屋姉娘小糸を5世岩井半四郎,芸者お糸を2世沢村田之助,風の神喜左衛門を初世尾上松緑など。前年に牛込辺の旗本の次男が墓掘返しのうえ屍姦を行った事件があり,これを芯に先行の人形浄瑠璃《糸桜本町育》(紀上太郎作,1777)を書き替えたもの。山住五平太はかねて懸想する深川芸者のお糸を身請けしようと,赤城家の重宝小倉の色紙を盗みだし,神原屋という質店へ入質する。…

※「《糸桜本町育》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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