《繻子の靴》(読み)しゅすのくつ

世界大百科事典(旧版)内の《繻子の靴》の言及

【クローデル】より

…また老荘思想や能についての考察の延長線上にある《オランダ絵画序説》(1935),美術論集《目は聴くL’œil écoute》(1946)も,優れた造形芸術論であると同時に鋭い文明論である。 しかしクローデル劇が真に認められるようになったのは,43年,J.L.バロー演出による《繻子(しゆす)の靴Le soulier de satin》(1925年東京で完成)の初演以来のことである。《黄金の頭》(これも1959年になって初演)以来の〈宇宙的統一を求める征服者の情念(パッシヨン)の受難曲(パッシヨン)〉と,詩人の実存的危機の劇,つまり自身の体験でもある聖職への意志の挫折と人妻との禁じられた恋を主題とする《真昼に分かつPartage de Midi》(1906。…

※「《繻子の靴》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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