世界大百科事典(旧版)内の《美術真説》の言及
【フェノロサ】より
…日本美術に惹かれてその研究にうち込み,たびたび社寺や旧家の宝物を調査して歩いたが,これらはその後の文化財保護行政への端緒となった。82年竜池会で講演した洋画の排斥と日本画擁護論は,《美術真説》として公刊され,多大の反響をよんだ。しかし,旧守をもっぱらにする竜池会の傾向には反対で,84年に岡倉天心らと鑑画会を興し,新しい日本画の創造を提唱した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」