《羽地仕置》(読み)はねじしおき

世界大百科事典(旧版)内の《羽地仕置》の言及

【向象賢】より

…彼の政治は島津侵入事件(1609年の琉球征服)により幕藩体制の一環に編成された王国の現実を直視し,王国古来の伝統をいかに幕藩体制的秩序に再編成するかに主眼がおかれた。王府機構の整備,役人の服務規程の明確化,開墾と生産増進策,固有信仰や伝統的価値観の規制などがそのおもな内容をなし,布達文書集《羽地仕置》にその施策の本質をうかがうことができる。周到な戦略家であると同時に激しい気性の自信家でもあった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」