《自然と人間の歴史に関する地理学》(読み)しぜんとにんげんのれきしにかんするちりがく

世界大百科事典(旧版)内の《自然と人間の歴史に関する地理学》の言及

【人文地理学】より

…18~19世紀には科学的探検が盛んになり,膨大な地理的知識が蓄積された。そうした成果に基づいて19世紀後半には,C.リッターの大著《自然と人間の歴史に関する地理学》(19巻)によって人文地理学の基礎が作られた。この遺産を継承し,かつA.vonフンボルトやC.ダーウィンらによって育てられた生物地理学的ないし生態学的方法を適用して,人文地理学(人類地理学Anthropogeographie(ドイツ語))の体系書《アントロポゲオグラフィー》を初めて著述したのがF.ラッツェルである。…

【地理学】より

…土地空間を人間環境系として研究する学問。地球の表層世界は,さまざまな性状の土地空間からなり,大陸と海洋,山地・丘陵,平野,森林・草原・砂漠,耕地と牧野,農村と都市というように,場所から場所へと移り変わる多種多様な地人模様,あるいは景観が展開している。地理学は,そうした地域的差異の実態を把握し,その成因と変化の過程を解明して,人類が地球空間によりよく適応して繁栄するための基礎知識を提供する学問である。…

※「《自然と人間の歴史に関する地理学》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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