《自然の解釈について》(読み)しぜんのかいしゃくについて

世界大百科事典(旧版)内の《自然の解釈について》の言及

【ディドロ】より

…他方,芸術の原理的諸問題に関する考察は,《百科全書》の項目〈美〉(1751),《聾啞者書簡》(1751)の抽象理論の枠組みを打ち破り,作品の理に即した展覧会評《サロン》(1759‐81)となって結実する。また,〈思弁哲学〉の時代の終焉と〈実験哲学〉――自然科学,特に生物学――の時代の到来を予告した《自然の解釈について》(1753‐54)に続き,対話体形式の三部作《ダランベールの夢》(1769)が書かれる。この作品では,〈感性〉をそなえた物質によって構成される全自然界――鉱物,植物,動物(人間も含む)――の統一が主張され,生物の発生,人間の意識,種の交配等の問題が,大胆な仮説の形で,しかもいきいきした対話のうちに論議されている。…

※「《自然の解釈について》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android