世界大百科事典(旧版)内の《自然界における人間の位置》の言及
【ハクスリー】より
…C.ダーウィンの進化論発表後はこれを強力に支持し,〈ダーウィンのブルドッグ〉と自称してダーウィン攻撃に対して立ち向かう。《自然界における人間の位置》(1863)を著し,人間の起源についての考えを明示したほか,啓蒙的な講演会などで進化論の普及に努めた。デボン紀の魚類についての古生物学的業績のほか,ゲーテなどが提唱した〈頭蓋椎骨説〉を脊椎動物の発生学的研究から批判して,頭蓋骨と脊椎骨は異なることを示した業績がある。…
※「《自然界における人間の位置》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」