世界大百科事典(旧版)内の《芸術として見た殺人》の言及
【ド・クインシー】より
…《イギリスの郵便馬車》(1849)はその華麗な文体によって,今日でも広く読まれ,《“マクベス”の門たたきの場面について》(1823)は鋭い心理的洞察によって,シェークスピア批評史の中で重要な位置を占める。《芸術として見た殺人》全2部(1827,39)も,批評を道徳から解放した実践行為の一例として,また犯罪についての名論文の先駆として,日本でも谷崎潤一郎,佐藤春夫,江戸川乱歩などの推理小説作家,評論家から高く評価された。【小池 滋】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」