《苦悩の中を行く》(読み)くのうのなかをゆく

世界大百科事典(旧版)内の《苦悩の中を行く》の言及

【トルストイ】より

…1923年ソ連に戻って,推理小説の手法を用いた長編《技師ガーリンの双曲線》(1926),革命後の混乱した社会の中で生きる道を誤った女の悲劇を描く短編《毒蛇》(1928)などで作家としての力量を示した。 代表作となったのは十数年かけて完成した大長編《苦悩の中を行くKhozhdenie po mukam》(1922‐41)である。〈姉と妹〉(1922),〈1918年〉(1927‐28),〈陰鬱な朝〉(1940‐41)からなるこの作品は,革命を生きぬいた知識人の思想遍歴を聖母の苦難遍歴になぞらえて書いたもので,知識階級の三つの時期を描く。…

※「《苦悩の中を行く》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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