《葉陰の劇》(読み)はかげのげき

世界大百科事典内の《葉陰の劇》の言及

【アダン・ド・ラ・アル】より

…作詩・作曲ばかりでなく,劇作者としても演劇史上大きな足跡を残した。代表作としては,アラスを舞台とし,風刺劇と夢幻劇の両面を備えた《葉陰の劇》,シチリア遠征のアルトア伯の陣中で作ったと思われる牧歌風音楽劇《ロバンとマリオンの劇》があり,ともに中世喜劇の傑作とされる。また,数多くのシャンソン,ジュー・パルチ,ロンドーなどの抒情詩および楽曲の作者として知られ,その《惜別の賦》も有名。…

【フランス演劇】より

…なかでも阿呆劇のカーニバル的反世界と笑劇の風刺的喜劇性は,イタリアやスペインの喜劇の影響とともに,17世紀喜劇の底流を作る(日本で飯沢匡翻案狂言《濯ぎ川》ともなった《洗濯桶》や《ピエール・パトラン先生》等)。また,これらとはいささか異質な系譜に,13世紀のアダン・ド・ラ・アルの《葉陰の劇Jeu de la feuillée》等があり,その田園的幻想によって,17世紀以降のオペラや田園劇の一つの淵源となる。
【16世紀】
 しかし,これら中世演劇の大部分は,16世紀後半の宗教戦争を境に,17世紀へと生き残らなかった。…

※「《葉陰の劇》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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