《薬師如来講式》(読み)やくしにょらいこうしき

世界大百科事典(旧版)内の《薬師如来講式》の言及

【講式】より

…この五段の講式文は一種の法然伝となっていて,その生涯をしのぶとともに専修念仏を勧めた講式であった。講式は平安時代にあらわれ,最澄に《薬師如来講式》があったと伝えられる。源信に《十楽講作法》《六道講式》(二十五三昧作法),真源に《順次往生講式》,覚鑁(かくばん)に《愛染王講式》,貞慶に《五段舎利講式》,明恵に《舎利講式》《遺跡講式》《涅槃講式》《十六羅漢講式》(以上四座講式),覚如に《報恩講式》などがある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」