《虚空篪》(読み)こくうぢ

世界大百科事典(旧版)内の《虚空篪》の言及

【虚空】より

…やがて霧は消え,晴れ渡った虚空から別の妙音が響く。夢さめた寄竹は2種の妙音を尺八曲となし,帰参して師の覚心に聞かせ,覚心はその2曲に《霧海篪(むかいぢ)》と《虚空篪》の名を与えた。この伝説ゆえにこれら2曲は《虚鈴(霊)》とともに古伝三曲(または三虚霊)と呼ばれ,最古の曲としてとくに尊重されている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」