《被創造物の歌》(読み)ひそうぞうぶつのうた

世界大百科事典(旧版)内の《被創造物の歌》の言及

【イタリア文学】より


[俗語詩の登場]
 日常生活全般においてラテン語が文章語として使われているさなかで,会話語すなわち俗語としてのイタリア語が文献に現れはじめるのは,13世紀に入ってからである。まとまったものとしては,まず,アッシジの聖者フランチェスコの《被創造物の歌》(1225)があった。この俗語による詩的表現が,貧しい民衆に宗教を説くための平易な手段であるとだけとらえるのは,おそらくあまりにも野心的なこの聖者の意図を半ば見失うことになるであろう。…

※「《被創造物の歌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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