世界大百科事典(旧版)内の《調理場》の言及
【ウェスカー】より
…ロンドンのイースト・エンドにユダヤ人の仕立屋の子として生まれ,さまざまな職業につく。コックとしての経験に基づく《調理場》(1957作,59初演)や,《大麦入りのチキンスープ》(1958),《根っこ》(1959),《ぼくはエルサレムのことを話しているのだ》(1960)の自伝的三部作によって,労働者階級の生活をリアリスティックに描き,新しいイギリス演劇の旗手となった。濃厚な社会意識をもち,労働組合の支援を得て芸術の大衆化をめざす組織〈センター42〉を1962年に結成,70年まで活動した。…
※「《調理場》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」