《貨幣および商業に関する考察》(読み)かへいおよびしょうぎょうにかんするこうさつ

世界大百科事典(旧版)内の《貨幣および商業に関する考察》の言及

【ロー】より

…スコットランドのエジンバラで貴金属商兼金融業者の家に生まれ,ロンドンとアムステルダムで金融および財政の実務と理論を学び,一時フランスに滞在したあとスコットランドに戻った。そこで彼は,1705年に《貨幣および商業に関する考察Money and Trade Considered》を発表し,貨幣の不足がスコットランドの経済的苦境を招いていると考え,豊富な貨幣供給こそが経済発展の土台をなすという理論に基づいて,金属貨幣の不足を補うために,土地を担保にした一種の手形ないし紙幣(土地貨幣)を発行することを提案した。だが,この提案はスコットランドでは受け入れられなかったので,彼は,新たな活動の場を求めて06年にフランスに移住した。…

※「《貨幣および商業に関する考察》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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