《輿地図》(行基図)(読み)よちず

世界大百科事典(旧版)内の《輿地図》(行基図)の言及

【行基図】より

…とはいえ,大和(奈良)を起点とした経路を記入する図は現存しておらず,行基の作というのは後世の付会であろう。 最古の年紀のある行基図は,京都の賀茂御祖(みおや)神社(下鴨神社)に伝わっていたという805年(延暦24)改定の《輿地図(よちず)》(江戸時代の模写)で,行基図の特徴は十分に備えているが,行基の名は記載されていない。これに次いで古い日本図は,13世紀後半の作と考えられる横浜の称名寺(しようみようじ)所蔵(金沢文庫保管)の図であるが,東半分は失われていてしかも諸国への経路の記入がないので,厳密には行基図の範疇に入れ難い。…

※「《輿地図》(行基図)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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