《農業論》(カトー[大])(読み)のうぎょうろん

世界大百科事典(旧版)内の《農業論》(カトー[大])の言及

【農事暦】より

…また前5世紀末の歴史家トゥキュディデスの編年体(《戦史》)の準拠する四季の巡回も,春の穀物生育過程(〈麦の穂の熟れたころ〉のように)によっているが,これは戦争もまた農事暦を顧みて実行されていたことを告げている。 初期のローマにも農事暦が存在していたことは,大カトー(前2世紀)の《農業論》の随所にうかがわれる。ここには四季の目印の指定はないが四季ごとの農事と祭礼の次第が詳記されている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」