《近代資本主義》(読み)きんだいしほんしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の《近代資本主義》の言及

【ゾンバルト】より

…それよりも,彼の本領は,理解社会学的方法(理解には合理的なものと感情移入的な追体験によってなされるものがあり,人間を対象とする科学では,後者がもっぱら個別的な解明をもたらすという考え)を駆使して,〈経済体制〉としての資本主義の具体的・包括的把握を試みた点にある。資本主義を初期,高度,後期の3段階に分類し,それぞれについて,(1)企業家とその精神,(2)政治組織としての国家,(3)技術と知識の3側面からアプローチした《近代資本主義》全3巻(1902‐28)は,M.ウェーバーの著作と並び,資本主義の体系的理解に大きく寄与した。【高橋 徹】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」