世界大百科事典(旧版)内の《退行》の言及
【ボーン】より
…〈光は神の影なり〉というような,新プラトン主義的・ヘルメス主義的思想が,けっして抽象に向かうことなく,触感によって神の存在を体験するような信仰の直接性が最大の特色となっている。《退行》と題する短詩などは,19世紀ロマン派詩人ワーズワースの有名な《霊魂不滅の賦》の先駆的業績と呼べる。先輩の宗教詩人J.ダンやG.ハーバートとは違った体質の,信仰の詩人であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」