《逍遥遊》(読み)しょうようゆう

世界大百科事典(旧版)内の《逍遥遊》の言及

【マラルメ】より

…長詩《葬いの乾盃》(1872)に始まる芸術家礼賛詩群とともに彼の後期詩編を形成するソネ群は,いずれも語にイニシアティブを与えつつ丹念に構築された自己完結的な語の建築であって,一国語による表現の極限を示している。 85年以降は多年の思索を結晶させた文学論が諸雑誌に発表され,これらは散文詩とともに《逍遥遊Divagations》(1897)に集大成された。舞台芸術も含む広い視野に立って文芸の根本的あり方を深く洞察したこれらの散文作品(著者自身は〈批評詩〉と名づけた)は,現代フランス文学の直接の先駆として,ここに提起された問題の全体像が今ようやくその姿を明らかにしようとしている。…

※「《逍遥遊》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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